社団法人 周南青年会議所 2008年度

例会報告

■2月度例会


 2月5日(火)遠石会館にて95%という高い出席率のもと、2月度例会が行なわれた。
 理事長挨拶では「まちを見ればJCが分かる」という、まちとJCはリンクしているという話を紹介し、JCは統合して大きなLOMになり、新入会員も多く入会しさらに大きくなったけれども、中身はまだまだ。そして、まちもまだまだこれから発展させていかなければならないと挨拶されました。

 続く委員会アワーでは『タバコ』をテーマとして社会開発委員会が担当し、ふだんの喫煙状態の事前アンケート結果報告や、そのアンケート結果を元に5名の被験者を選定し、スモーカライザという機器を用いて血中の一酸化炭素濃度を計測した他、2名の講師をお招きして喫煙することによる健康被害について講演されました。

 まずアンケート結果によると、周南JC全体の喫煙率は66%と一般の日本人男性の喫煙率56%に比べて10%も高いことを指摘。 そして『喫煙は文化である』、『タバコには効用がある』、『医者はタバコの害について騒ぎすぎだ』といった項目に60〜70%のJCマンが『はい』と答えていた。 さらに起床して1分以内にタバコを吸うという猛者も2,3人いた。

  また、アンケート結果より選定した5名の方の喫煙習慣を例にスモーカライザを使用し、血中の一酸化炭素濃度を測定し、どのように数値に違いが表れるかを実験した。 全くタバコを吸わない方や、やめて2年以上経過した方の濃度は2ppm、やめて1ヶ月の方は4ppmと低い数値であるのに対し、1日に60本も吸う方や、深く吸い込むような吸い方をされる方の数値は35ppm〜52ppmといった恐ろしい数字を叩き出していた。 ちなみに大気汚染の激しい地域の空気中の濃度は10ppmと言われている。

 そして最後に山口県周南健康福祉センター 健康増進課の渡邊洋子氏による講演が行なわれた。講演ではタバコの有害さ、受動喫煙による周りの人への影響、近年増加傾向にある女性、未成年の喫煙の危険性についてご講演をされました。 またタバコをやめると時間にゆとりが出来る、お金が節約できるなどのメリットを紹介 やめるときは一気にやめるといった禁煙を行なう上でのアドバイスも頂き、貴重な講演となりました。

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