6月度例会
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2006年(平成18年)6月5日(月)
6月度例会では、経営資質向上委員会(伊藤智泰委員長)による委員会アワーが行われ、日本JC経営資質向上委員会に出向している委員会メンバー青木武史委員を講師として
最先端の経営の理念・これからの企業のあり方を学び、地域経済人でもあるメンバーの経営に対する意識の向上を図った。
今までの講演は、成功された方の事例や失敗談という個人の経験を聞くという形式が多かったが、今年度、経営資質向上委員会が受け持つ3回の例会担当は、「経営品質」という基準化された内容の紹介を通して、会員自身並びに自社に役立ててもらおうというプログラムとなっている。
最初に4月度例会の復習
- これからは顧客満足(CS/Customer Satisfaction)の提供ができる(=お客様から必要とされる)企業が生き残れる。
- 中小企業においては、会社の存続は経営幹部のリーダーシップが約8割を占める。
- 経営者の仕事とは「顧客が求める価値を誰よりも早く、効率よく、継続的に届けることで、顧客の絶対的な信頼を得る会社を作ること」
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青木武史君による講義1 |
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次に、今後生き残れる企業になる為には、どれだけ自社の現在を理解・把握しているかを認識することがスタートであると、個人・自社認識アンケートを行ったが、当然知っているはずの自社のことも、記述するとなると以外と書けないメンバーもかなりいた。
「未来をみすえて行動する第一歩は、今を見つめなおすこと」であると一同実感し、その後、再度講義に入ったが、
・「もっとも強いもの、もっとも賢いものではなく、もっとも変化できるものが生き残る」
・「伝統とは革新の連続である」
という偉大な先人達の言葉を受けながら
「自分の会社の現状認識→気付き・関心→問題意識→従業員との話し合い→仕事のやり方を変える→CSが上がる→従業員に還元→従業員のやりがい→従業員満足(ES/Employee
Satisfaction)」
という経営革新のプロセス、企業・CS・ESの好循環サイクルのあり方など、さらに研修を深めた。 |
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青木武史君による講義2 |
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そして、今後、自社企業が重視したいイメージを
「地域社会に貢献できる企業」
「従業員の働き甲斐のある企業」
「収益性の高い企業」
などの8つの項目から3つ順番をつけた後、各委員会ごとにその選定理由を述べ合い、ディスカッションする中、自社の現状把握と将来像を模索した。
最後に青木委員は
「企業の社会的責任(CSR/Corporate
Social Responsibility)として
1. 法令順守(コンプライアンス)
2. 企業倫理
3. 社会貢献
の3つが言われる。
最近問題になっている1.2は当然のこととして、JCに入会し活動するということは、単なる自己修練にとどめることなく、3の社会への貢献にも繋がるということ
今年度スローガン『ONE
FOR ALL』ということをよくかみしめてほしい」とまとめた。
9月度例会ではJCOBでもあり、茨城県の経営品質評議会代表理事でもある、鬼澤慎人先生をご講師に向かえ、さらに学びを進めていく予定。
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